9.マグネシウム合金ボディ/VAIO [VAIO]
9.マグネシウム合金ボディ/VAIO
VAIO type Tのカラー“ボルドー”は、なんと「手吹き」塗装職人による手塗りカラーである。
昔使ってて分解しちゃったZ505の天板と比べてみた。(あまり意味は無い)
Z505でも、当時はマグネシウム合金ボディということで、軽量化パソコンで大人気だった。
さて、では“手塗り”に対する想いを書いてみる。
天板の裏にはこだわりの刻印もしっかりと入る。
以下、塗装職人、日比野氏の言葉である。
「農家の手作り野菜と一緒で、自分が丹精込めて塗り上げた子供のような感覚。だから、気に入って大切に使ってもらえると嬉しいですね」そういって日比野氏は微笑んだ。
そしてボクも微笑んだ。
職人大好き、そらマメヲです♪
突然だが、ボクのお気に入りグッズを紹介しよう。
ブラシとハケは、元浅草の「宮川刷毛ブラシ製作所」さんの手作り「ボディーブラシ」と「サンダーロン静電気除去ブラシ」を愛用。やさしくて丈夫。数十年は使えるそうだ。
このブラシでバイオをさっと払うと、ホコリが取れ、静電気も除去する。ソニーグッズには最適のブラシ。
東京都認定のマイスターの称号を持つご主人手作りの製品は最高。プロの画家にも愛用者が多いそうだ。
http://www17.ocn.ne.jp/~edo-hake/
そして汁椀は大蔵信一さんの作。
ふと立ち寄った展示即売会で、それまで汁椀に思っていたイメージどおりの作品が!
カタチ、厚さ、色、もう一目惚れ。
http://homepage3.nifty.com/urusi/
言ってしまえばお椀は100円で買える時代ですよ。でもこの汁椀は4000円。
決して安い買い物ではない。
しかし、適正価格を無視した「安さ」や「大量生産」の中で、失ってしまったものは無いのだろうか?
それで幸せになったのだろうか?
そんな事を考え始めると、人間の温かさが伝わるものを大切に使っていきたい気持ちが抑えられなくなってきた。
この気持ちが広がったら、「エコ」や「リサイクル」をわざわざアピールしなくても、自然とやっている人間になるのではと思う。
そしてバイオにも職人の命が吹き込まれる。
他とは違った一品を求めるハイセンスなあなたには、“ボルドー”をチョイス!
1日に30枚程度しかできない希少性、手塗りによる色艶が素晴らしいのは当然として、きっと職人の心意気まで伝わり、大切に使う気持ちが自然と出てくるに違いない。
人間が関った分だけ、人間味のある製品となるのだろう。
基本的には黒が好きだが、今回ばかりは“ボルドー”が欲しいボクであった。
★ VAIO type T をもっと詳しく → VAIO type T